因果応報な日々

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「鉄」道の妻たち

c0048467_2104199.jpg 10年前なら見向きもしなかった本である。「関係ねえよ」である。でも、今回はスッと手が伸びてしまった。私も丸くなったのか。

 しかし、色々考えさせられる本である。これが『「野球」道の妻たち』や『「ガーデニング」道の妻たち』だったら、極端な例があったとしても、内助の功や夫婦仲睦まじい様子を紹介するほのぼのした内容になったかと思う。いや、そもそもそれでは商売にならないだろう。

 「ダンナがテツではそうは問屋が卸さんでしょうよ」、というイメージがこの本を誕生させたのだろう。分からなくはない。

 そのイメージというのはつまるところ…

青春18きっぷで家族を大阪帰省させる鉄ヲタ夫に呆れる妻|アメーバニュース

確かに夫のいう通り、東京駅発午前7時台の東海道本線に乗ったら夕方5時前に大阪に着いたわ。でも、その間に10分以内の乗り継ぎで5本以上も電車に乗るなんてことは聞いてないよ。乗り換えるたびに、夫に「ほら、走って」って急かされてさ。ペットボトルのお茶も、駅弁も買えない。息子が「疲れたぁ。お腹すいた~」と半ベソかいても「もう少し、もうちょっと」ってニコニコ顔なのよ。

 こんな感じだろう。そういえば昔、横浜だったか、そこら辺へ行きたいと言うので、何も考えずに青春18きっぷでオール鈍行のプランニングしたら、「面白そうだけど、やめて」と言われたことがある。「面白そうだけど」というのはフォローのつもりだったのか。

 他には、急行「銀河」が廃止されるというので、乗り収めに東京へトンボ返りした時のことだ(詳細はこちら)。夜、東京在住の友人と飯を食ったのだが、彼が家を出るとき、奥さんに私の上京の趣旨を説明したのだが、とうとう理解してもらえなかったらしい。わざわざ列車に乗るために東京までやって来るということが。

 もし、彼の奥さんが私の嫁さんだったら(なんという傲慢な仮定)、とんだ異文化交流、いや未知との遭遇になったであろう。分かってくれとは言わないが、生暖かく見守ってほしい、そんな感じである。

老夫妻の間の友情のやうなものは、友情のもつとも美しい芸術品である。

三島由紀夫「女の友情について」より

「鉄」道の妻たち―ツマだけが知っている、鉄ちゃん夫の真実 (交通新聞社新書)

田島 マナオ / 交通新聞社


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by seiwadai_walker | 2011-05-12 02:10 | 読書
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とりあえず何か書き綴ります…


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