吾妻ひでお『失踪日記』
失踪日記
吾妻ひでお(著) イースト・プレス
軽く「失踪」と言っても、家族は心配する、会社には迷惑かけるわで、ロクなことではないのだが、ここまで壮絶だとなんか全てを許したくなります。「ご苦労様でした」と。
見方によっては、仕事という束縛から解放されたのだから、その分自由を謳歌できたわけです(もっとも、本人は自殺するつもりでしたので、本当ならばあの世で自由になっていたのですが…)。
しかしながら、やっていることと言えば、寝所・食料の確保のために奔走する日々… 自由とは難しいですね。私は前の会社で終電に乗り遅れ、会社近くのバス停のベンチで一晩を過ごし(カプセルホテル代すらなかった)、あまりのヒマさにうんざりしたヘタレなので、失踪生活なんてできそうにありません。
吾妻ひでお(著) イースト・プレス
出版社/著者からの内容紹介とサラッと紹介されていますが、とにかく壮絶。そう感じさせないところは吾妻氏の筆力なのでしょう。
「全部実話です(笑)」──吾妻
突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働、アルコール中毒・強制入院まで。
波乱万丈の日々を綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション!
軽く「失踪」と言っても、家族は心配する、会社には迷惑かけるわで、ロクなことではないのだが、ここまで壮絶だとなんか全てを許したくなります。「ご苦労様でした」と。
見方によっては、仕事という束縛から解放されたのだから、その分自由を謳歌できたわけです(もっとも、本人は自殺するつもりでしたので、本当ならばあの世で自由になっていたのですが…)。
しかしながら、やっていることと言えば、寝所・食料の確保のために奔走する日々… 自由とは難しいですね。私は前の会社で終電に乗り遅れ、会社近くのバス停のベンチで一晩を過ごし(カプセルホテル代すらなかった)、あまりのヒマさにうんざりしたヘタレなので、失踪生活なんてできそうにありません。
by seiwadai_walker
| 2005-05-16 00:21
| 読書