因果応報な日々

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それがどうしたというのだ(笑)

産経抄

 朝日新聞夕刊のコラム「窓」から貴重な事実を教えていただいた。昨年十月の小泉首相の靖国神社参拝について、「もろ手をあげて支持したのは産経だけである」そうだ。

 ▼なるほどさもありなん。『論座』二月号では、読売新聞の渡辺恒雄主筆と朝日新聞の若宮啓文論説主幹が対談して、「首相の参拝反対」と「新たな追悼施設の建設」で意見の一致をみていた。発行部数一位と二位の新聞の“共闘”に意を強くしたわけではあるまいが、中国がまたとんでもないことを言い出した。

 ▼北京で開かれている日中両政府の非公式局長級協議で、日本国内の「中国脅威論」に「日本のメディアはなぜ中国のマイナス面ばかり報道するのか」といらだちを示したという。あろうことか「日本側(政府)も中国のようにメディアを指導してほしい」と報道規制まで求めてきた。

 ▼かつて始皇帝は書物を焼き、批判的な儒者を生き埋めにした。さすがは焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)を歴史にとどめる国である。中国当局による「遺憾な行為」で、上海総領事館員が自殺した問題について強硬姿勢を崩さないのも、中国側からすれば、日本政府の指導が足りないから明るみに出たということか。

 ▼いまさらこの国に、言論の自由の意味を説いても詮(せん)無いこと。小欄は中国のプラス面を取り上げることにやぶさかでない。さりとてミサイルの矛先や原潜の領海侵犯について注意を喚起しないわけにはいかない。まして、日本人の「心の問題」である靖国参拝を外交問題にするな、との立場は変わらない。

 ▼「窓」のおかげで、そんな意見が新聞界では少数派だとわかった。それがどうしたというのだ。そもそも多数派を誇るなんて、少数意見の尊重を謳(うた)ってきた朝日新聞らしくもない。

 本文中に出てくる「窓」の記事は、朝日のサイトには上がってないので、こちらでご覧下さい(【文通】 産経新聞こそ誤植ではないか|mumurブルログ)。

 朝日は案外客観的なデータを出して、やっぱり産経みたいな参拝肯定派は少数派だと喝破しました。なるほど。個人的には新聞社の多数意見=国民の多数意見じゃないだろうと考えているので、「いや、そういうことじゃないんだけどな」と、相変わらずのズレっぷりにいささか失笑。

 これに対して産経が、中国の「反日報道を規制しろ」に絡めて再反撃。焚書坑儒まで出してきたのは笑ったが、至極まっとうな内容ではなかろうか。

 極めつけは、最後の「そもそも多数派を誇るなんて、少数意見の尊重を謳(うた)ってきた朝日新聞らしくもない」ですか。確かに、多数を取ったからと言ってやりたい放題はいかん、と小泉政権を諫めた舌の根の乾かぬうちにこれでは具合も悪いでしょうに。すんごい皮肉に満ちた再反論でしたね。
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by seiwadai_walker | 2006-01-12 00:10 | 政治
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とりあえず何か書き綴ります…


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