因果応報な日々

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上杉隆『小泉の勝利 メディアの敗北』を読む

c0048467_061234.jpg 小泉政権の5年間は、まさに小泉劇場の名の通り、メディアも国民も踊らされ続けた感がある。この書は、「ポスト小泉は竹中だ」など、自身の過ちを愚直なまでに綴った異色の書と言える。小泉政権を見誤った人は彼だけではないが、それについての反省をここまで率直に表明した勇気は賞賛に値する。

 となると、個人的には痛い経験がある。一昨年の衆議院総選挙の時である。小泉首相が伊丹へ遊説に来るというので、「総理大臣をナマで見られることなんてそうそうないし」と思って出掛けたのだが、これがまたすんごい人出で、小泉首相が現れるや、おばちゃんたちは大興奮。




 演説終了後、小泉首相は会場となった伊丹駅前のロータリーを歩いて回った。自分のすぐ前を小泉首相が通るのである。人々の興奮は最高潮に達し、そうした群集心理に当てられたのか、自分もデジカメを構えながら自然と小泉首相に手を振っていたのであった。なんてこった。あの時はもう小泉支持ではなかったのに…。返す返すも軽率だったと今でも反省している。

 そういう意味では、小泉首相はうまい人だったと思う。伊丹では「郵政民営化すれば、郵便局の職員は公務員でなくなるから、公務員削減、財政再建にも役立つ」と言っていたが、郵便局の職員の給与には国費は投じられていないのだ。そこを突くのがジャーナリズムの役割だと思うし、国民もまた気をつけないといけないのだが、あの時の空気はホントおかしかった。

上杉 隆『小泉の勝利 メディアの敗北』(草思社)

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by seiwadai_walker | 2007-01-15 00:09 | 読書
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とりあえず何か書き綴ります…


by seiwadai_walker
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