因果応報な日々

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去年の年賀状が1枚未だ届かないわけだが

年賀状遅配なぜ起きた 生田総裁がウソ発言

J-CASTニュースは郵政公社のサービス相談センターに聞いてみた。すると意外な答えが返ってきた。

「全国で配達の遅れが出たのは紛れもない事実。しかも、昨年よりかなり年賀状の取り扱い枚数が少なかったにもかかわらずです。全てはうまく(年賀状の仕分け、配達などの)体制を確立できなかった私ども(郵政公社)の責任です」

 同センター担当者の説明によると、配達の遅れは(1)ベテランの非常勤職員が減り、短期のアルバイトを募集したものの、バイトが思うように集まらず作業が追いつかなかった(2)市町村の大合併で、年賀状に旧住所が書かれているものについて配達に戸惑った(3)年末に予想以上に小包が増えた――ことが関係しているということだ。


 「民間に出来ることは民間に」が郵政民営化のスローガンでした。しかしこれでは「民間に出来ても公務員には出来ない」を地で行っています。思えば、社会保険庁の年金不正免除問題も、損保ジャパン出身の民間人を長官に据え、成果主義を導入した結果招いたものでした。つまり、「やべ、徴収率あがらねぇ」→「よし、分母(本来支払われるべき金額)を減らしちゃえ」となった訳です。

 民間会社ならば、そうしたノルマが課せられることは普通ですが(程度の問題はもちろんあります)、言わばそれとは対極に位置した公務員が、いざ成果主義の大海原に投げ出されては、こうなるのもむべなるかなというものです。

 さて、J-CASTニュースのコメント欄に次のような書き込みが。

都内の郵便局員です。一昨年より、トヨタ方式の効率化ということで、それまで、立ち作業の区分が終わって、配達順に並べる時は座らせていたアルバイトに「立ったり座ったりする時間が短縮できる」と、一日中立ち作業をさせるようになりました。一年目は、現場の判断で座って作業させたりしたのですが、昨年「絶対に立ってやらせろ」と中央の通達が。また、スペース効率を上げるということで、それまで使用していた年賀専用区分棚の利用を取りやめ、通常郵便の区分棚を(組立作業が終わってから)使用するようにしたため、どうしても作業が遅れがちになりました。そして今年。立ち作業を敬遠したのでしょう、常連だったアルバイトも来てくれず「キツくなった」という噂が広まったのか新規の応募も低調で、作業は完全にパンクしてしまいました。えらい人は、机上の理想論を振りかざすだけで、現場を何も分かっていない…


 官僚制の効用を説いたマックス・ウェーバーの「感情を排除されたそれぞれの組織構成員が規則や手続に従って行動することによって、もたらされる結果が予測できるだろう、それため、組織は最も能率的かつ合理的に機能することになるだろう」を思い出しました。となると、現状は民営化とはまるで逆方向に進んでいることになるのでしょうか。
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by seiwadai_walker | 2007-01-20 00:27 | 社会
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とりあえず何か書き綴ります…


by seiwadai_walker
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