因果応報な日々

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若林亜紀『サラダボウル化した日本』

イチゴ農家:中国人実習生と雇用めぐりトラブル|毎日新聞


 雇用を巡るトラブルは日本人同士間でもあるわけだから(マクドナルド残業代請求訴訟 権限なく管理職でない 熊谷の店長に755万円 東京地裁、支払い命じる)、とりあえずは横に置くとしましょう。


 さてイチゴもそうですが、若林亜紀『サラダボウル化した日本』によると、牛乳も中国人研修生が乳を搾り、カツオは、技能研修生の名でインドネシア人が漁船に乗り込み一本釣りをしているのが現状である(時給300円だそうだ)。純粋に日本人の手によって育てられ、または獲られた食べ物はどれくらいあるのだろう。その意味では、日本の食料自給率はさらに下がることは間違いない。

 安い賃金で働かせるメリットもあるだろうし、そもそも日本人になり手がいないことが根底にあることも事実。中国人なんか雇うからだよ、と言うのは易いが、だからと言って、じゃあ俺がイチゴを栽培しようと言う日本人はあんまりいないわけで。

 しかし、本当に少子高齢化が進めば、介護などの労働力はどうするのかという問題が出てくる。「カネはあっても、マンパワーがない」という状態になった時に、もはや外国人労働力の導入は避けて通れないことなのだ。

 そうしたことを考える基礎として、少なくとも、いま、外国人労働者の現状はどうなのか。これからどうしていくのかを、糞役人どもがオノレの利権のために隠蔽している現状を、私達は正確に知らなくてはいけない。

勝谷誠彦の××な日々。 2007年10月22日号[有料メルマガ]


 そう、厚生労働省の天下り団体が外国人労働者のあっせんを独占しているのである。ここがピンハネをしているから、先に出した時給300円という、研修とは言えあまりに酷い事態が生じているとも言える。経済学的には、未熟練外国人労働者の増加は、国内労働者の賃金が減少するという(企業は富むが)。なんてこった。このようなことを天下り官僚、いや利権屋どもの巣窟としてはいけないのである。そうした実情を白日にさらした本書は一読の価値があると言えましょう。
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by seiwadai_walker | 2008-01-29 23:41 | 読書
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とりあえず何か書き綴ります…


by seiwadai_walker
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