因果応報な日々

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カテゴリ:読書( 34 )

森田信吾『駅前の歩き方』

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 ずっと探していたマンガをたまたまブックオフで見つけることが出来ました。森田信吾『駅前の歩き方』(ちょっと前までアマゾンのマーケットプレイスで2000円とかいう足元見た値がついてたりしました)。「常食」を求めて日本各地を巡る内容。で、「常食」とは…
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 旅行は非日常だから、食事も気張って何を食べるか相当考え込むことがしばしば。下調べも念入りに。でも、旅行者向けのそういう気張った食事はそれなりの値段もするわけで、だからといってお金をしこたま持ってるわけじゃないしで、なかなかその辺のバランスが難しい(ま、そこは非日常ということで許容することが多いが)。

 個人的には普段着で食べられる「常食」の方が気楽でいいや。本書で紹介された伊那のローメンなんか美味そうだ。そう言えば南隣の駒ヶ根のソースカツ丼も有名ですね。佐久間ダムを見に行きたいと思ってたところだし(おお、全部飯田線沿線だ)、よし、いつか必ず…。
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by seiwadai_walker | 2007-04-22 23:31 | 読書

でこくーる『平和の国のネバーランド』

箕面市平和のまち条例案 市長賛成、提案へ|朝日新聞

 市民団体「箕面市平和のまち条例をつくる会」(恩地庸之代表)が4264人分の署名を集めて箕面市に直接請求した「市平和のまち条例」について、藤沢純一市長は14日、賛成意見をつけ、20日に開会される市議会定例会に提案することを明らかにした。

 条例案は、無防備地域への攻撃を禁じたジュネーブ条約第1追加議定書の規定に基づき、箕面市が「無防備地域宣言」をすることなどが盛り込まれている。

 藤沢市長は、議案書で「直接請求に寄せられた多くの市民の思いを受け止め、平和のまちを実現していくため、この条例案について慎重に審議されることをお願いする」とした。


 おいおい、箕面は川西からも近いじゃないか。占領なんかされたらたまらんなぁ。GHQに占領されていた時のことを知らないのかな? 私信は検閲、電話も盗聴されていたのに(そのあたりについては、江藤淳『閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本』をどうぞ)。占領下でまたそんな状況になってもいいの? それが平和なの? そもそも世界の誰もがジュネーブ条約を守るという保障はあるの? 北朝鮮は? 米軍のイラク人捕虜への虐待は……?

 なんか、でこくーる『平和の国のネバーランド』を思い出しました。

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↑争いを避けた結果、やられ放題に…。言いたいことも言えないんじゃ、友好も平和もなかろう。
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「あいつらは自分で考えることを放棄したんだ」
「で、一番キレイで済む所に逃げた」「平和だの防衛だのなんて相手ありきの関係なのに」「相手も『平和』が好きな筈、なんてね」「人によって何が『平和』かなんて違うのに」

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by seiwadai_walker | 2007-02-16 00:52 | 読書

闘え、東国原知事!!


 中川右介『カラヤンとフルトヴェングラー』(幻冬舎新書)読了。ベルリン・フィル3代目主席指揮者フルトヴェングラーの次を狙うカラヤンとチェリビダッケの様々な思惑が入り組み、政治に翻弄されながらも目的のためにあらゆる手段を尽くす権謀術数と百鬼夜行の音楽界の様子が浮き彫りにされていて面白い。

 フルトヴェングラー、カラヤン、チェリビダッケの三者は、好き嫌いはあれど20世紀を代表する指揮者であることには違いない。三者三様に素晴らしい演奏をしたのも間違いない。でも、素晴らしい音楽家=立派な人ではないことを本書は示してくれる。

 三者とも自らの音楽的才能を信じ、それを成功させるためにある時は謀略にも加担し、ナチスにも協力したのだ。そう、どれだけ秀でた才能を持とうとも、それが発揮される場がなければ、結局は無能の人で終わるのだ。

東国原知事、持永氏起用断念 宮崎県の副知事で|Exciteニュース

<東国原宮崎知事>副知事選びで難局…持永氏が舞台裏明かす|Exciteニュース

c0048467_0474175.jpg だからこそ、宮崎県の改革のために持永氏が本当に必要だったのなら、あらゆる批判に耐えて迎え入れるべきだった、と思う。清濁併せ呑むくらいの器の広さを示さねば、大きいことは出来ないような気もする。「県民の反発が大きかった」としても、安倍首相も言っていたが、別に「支持率を上げるために」やっているのではないのだ。でなければ、持永氏にも失礼であるし、ひいては東国原知事自身の信用を低下させかねない。それにしても、人事って難しいですねぇ。
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by seiwadai_walker | 2007-02-11 00:49 | 読書

国分隼人『将軍様の鉄道 北朝鮮鉄道事情』

国分隼人『将軍様の鉄道 北朝鮮鉄道事情』


 北朝鮮の鉄道は外国人に対してほとんど開かれていないので、まったくもって役に立たない鉄道旅行ガイドであるが(鉄道旅行ガイドが主目的の本ではないが)、しかし、そんな開かれていない北朝鮮の鉄道についてどうやってここまで調べたのだろう。写真もふんだんにあるが、これらもどうやって撮ったのか?

 付録のDVDは「北朝鮮の車窓から」と題された、これまたよく撮れたなと唸りたくなる内容。隠し撮りではなく、堂々と撮っているようだし、著者は一体何者なのだろう?

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by seiwadai_walker | 2007-02-05 00:24 | 読書

吉田太一『遺品整理屋は見た!』


吉田太一『遺品整理屋は見た!』扶桑社


 壮絶である。

 やはり孤独死が増えているのだ。それも腐敗臭(死臭)によって発見されるのだ。個人的には、誰にも看取られずに死ぬのもいいかもしれん、などと考えた時期もあったが、自分は良くても周りに迷惑をかけるのは不本意だ。

 それに、死んだら持っているものがそのまま遺品になる。正直、人に見られたくないのもある。本当に死期を悟ったら処分も出来るが、そううまくいくばかりではなかろう。実際、本書には1000本を越えるアダルトビデオを残して亡くなった教員が出て来る。残された者にとってはたまったものではないだろう。

 それにしても、飛び降り自殺した跡を遺族に「あとで掃除しておいてください」と言う警察はどうか。身内が亡くなった衝撃と悲しみに打ちひしがれているというのに。もっとも、その後警察は遺品整理屋を紹介しているのだから、何が何でも鬼の対応をしたというわけではない。ただやはり、筆者も述べているように、何らかのサポート体制があってもよいだろう。

 筆者は他に、増加する孤独死を敬遠して、お年寄りに部屋を貸さない大家が増えていると指摘し、今後お年寄りのホームレスが増えることを懸念している。年金制度を整えたところでどうにかなる話ではない。

 さて、私が死んだらこのブログも放ったらかしになるのだろう。このサイトの人も昨年末に亡くなったが、そのままだ。掲示板には死を知った人の追悼の書き込みが日を追うごとに増えている。時が止まっているのか進んでいるのか分からなくなってくる不思議な空間だ。
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by seiwadai_walker | 2007-01-30 00:07 | 読書

上杉隆『小泉の勝利 メディアの敗北』を読む

c0048467_061234.jpg 小泉政権の5年間は、まさに小泉劇場の名の通り、メディアも国民も踊らされ続けた感がある。この書は、「ポスト小泉は竹中だ」など、自身の過ちを愚直なまでに綴った異色の書と言える。小泉政権を見誤った人は彼だけではないが、それについての反省をここまで率直に表明した勇気は賞賛に値する。

 となると、個人的には痛い経験がある。一昨年の衆議院総選挙の時である。小泉首相が伊丹へ遊説に来るというので、「総理大臣をナマで見られることなんてそうそうないし」と思って出掛けたのだが、これがまたすんごい人出で、小泉首相が現れるや、おばちゃんたちは大興奮。

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by seiwadai_walker | 2007-01-15 00:09 | 読書

「あの業界はいい気になりすぎた」

消費者金融「ディック」CFJ、有人店8割閉鎖|iza

 これまで散々グレーゾーンで暴利を貪ってきたツケが回ってきただけの話だから何とも思わない。

 須田慎一郎著『下流喰い』は、この業界の実態に迫った秀作。圧巻は、女性多重債務者が風俗業者のセリにかけられる「おんな市」であろう。

 パンティ一枚きりで胸を両腕で覆った女たち一〇人が、店の奥からぞろぞろと出てきたのである。店内にはBGMひとつなく、囃し立てる者もいない。煌々とした蛍光灯の下で女たちは心もち目を伏せ、男たちの視線に身をさらしていた。


 命をとられないだけましなのかもしれない。連中に追い込まれて命を絶った者は何人いることか。

 あろうことか、そんな業界へ日銀から天下る人間がいるのだから開いた口がふさがらない。業界の実態を知らないはずはないだろう。プライドはないのだろうか。

須田 慎一郎『下流喰い―消費者金融の実態』ちくま新書

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by seiwadai_walker | 2007-01-11 00:08 | 読書

目を上げ、雲とその中の光、それを囲む星を見なさい。皆を導くあの星々が、お前の星だ

c0048467_23555320.jpg 『ナショナル・ジオグラフィック』5月号を読みました。
「お前は真の私を包むこの肉体を犠牲とし、すべての弟子たちを超える存在になるだろう」イエスがユダに語った言葉

(「イエスの肉体は真のキリストとは別個の存在です。物質である肉体を取り除くことで、真のキリスト、つまり内なる神が解放されるのです」ユダの福音書の翻訳に当たったマービン・マイヤーの言葉

キリスト教グノーシス主義|ウィキペディア

キリスト教グノーシス主義の多くは「仮現説」を唱えた。(物質は悪であるから)イエスは物理的な身体を持っておらず、目に見えるイエスの肉体は幻影で、磔の刑も肉体に受けたものではなかったと考えるものである。

 この2つを読み比べて感じるのは、イエスの考えは、グノーシス主義的だったということか?である。しかし、あまりにもグノーシスに都合のいい話であり、これをすんなり受け入れるにはちょっと抵抗がある。
【新説】ユダは裏切ってなかった?【発表】

735 :名無しさん@3周年:2006/04/29(土) 01:41:01 ID:f9MoqWIf
おや、言ってるそばから>>733のような考えが。
結局「ユダの福音書」やグノーシス派が導く先は、
偽善的な苦行や、殉教への親和性、
さらに解脱を求めての自殺、精神の荒廃など、
およそ「御霊の実」とはほど遠いものです。
もちろん内容的な吟味も古代の諸教会であったでしょう。
いずれにしても、このような書が「偽書」となったのは当然であり、
そこに「神の導き」があったことを信じることができるでしょう。

 敬虔な信者ほど、信じられない、信じたくないのでしょう。しかし、『ナショナル・ジオグラフィック』誌にも書いてあるように、キリスト教は「教団がユダヤ教の一分派という地位から脱却をはかる過程で、イエスの捕縛と処刑の責任をユダヤ民族に負わせたほうが都合がよいと考え、ユダをユダヤ人の典型として描く傾向を強めていったのだった」のであり、「グノーシス派のような神秘主義者は、常に教団組織の怒りをかきたてる存在です。自らの魂の内部に耳を傾け、そこに神の声を聞く神秘主義者にとって、聖職者という仲介者は無用の長物ですから」と、聖書研究者マービン・マイヤーが語っているように、自身の存立にもかかわると危機感を抱いたエイレナイオスが、グノーシス派とユダの福音書を糾弾したわけであり、それを「神の導き」と呼ぶかどうかは非信者には微妙なところであろう。

 異端者の排除と弾圧の過程でユダの名誉が傷つけられたのでとするならば、それを回復することはまっとうなことだと思うのだが。もっとも、今まで信じてきたことがひっくり返されるのだから、なかなか難しいか。
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by seiwadai_walker | 2006-04-30 23:56 | 読書

オタクでもいい!


『ダーリンはアキバ系』里中ミナ(東邦出版)

 オタクと一般人のカルチャーギャップが雨あられのように詰まった1冊。
しかし、私は
ヘコたれなかった
オタクでもいい!
里中くんのことがやっぱり好きだ!

 愛は偉大ですね。

 さて、個人的にはアキバデート(?)中に、「ちょっと休もうか」と向かった先が自販機で、オタクは自分の趣味以外にはお金をかけない主義。休憩は自販機で済ませることが多い…、というくだりには思わず失笑してしまった。これは他人事ではない。梅田界隈のCDショップ巡り(買うのはクラシックのみ)をした後は、大阪駅前第3ビル(だったと思う)の自販機コーナーの100円で買える自販機でコーヒー飲んでるし。でもまぁ、同行者がいれば(女性ならなおさら)、自販機はないですが…。私もまだまだ甘いっつうことですかね。
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by seiwadai_walker | 2006-03-31 00:26 | 読書

アクアラインは800円でよい

道路の経済学
松下文洋(著) 講談社現代新書

アクアライン 通行料普通車1000円で実験|東京新聞
 たった15キロの道に4000円も使えますか(普通車の開通当初の料金。現在は3000円。社会実験中でETC車なら2320円)。10分くらいで走ってしまう。東名なら100キロ走られる値段だそうだ。いくら便利でも、ここまでコストパフォーマンスが悪いと、ふつうは利用を躊躇するでしょう。

c0048467_0135614.jpg 筆者は、高速道路の料金を決定する際、以下の三点を考慮する必要があると説く。

 (1)経済性
 (2)環境
 (3)社会的な公平性

 これまでは、建設費と交通量と償還期間の数字だけを見て、料金を設定してきたのだという(「経済性」の無視)。そこには「需要者の必要性と財布のヒモとのバランス」が一切考慮されない。そりゃ、それだと4000円とかいう非常識な料金も出てくるわけだ(「社会的な公平性」の無視)。

 そこで、「目の前の高速道路が使えないという理不尽をなんとかしたい」と考える市民たちの熱意を受け、筆者は分析の結果、アクアラインの料金は1000円が適当との結論を出します(最終的に800円でも可となる)。
1000円に値下げすれば、利用台数は1日2万5000台前後に上昇する(現状は1日1万4000台)。これなら、ま、使ってみようか、と思える値段ですね。

1000円にすれば1日約1000万円の減収となるが、逆に1日1億円の経済効果が生まれる
 今回は行政が、一時的ではあれ、結果的に市民たちの主張を受け入れたという意味では、画期的と言えます。さすがに、ストロー現象による木更津の荒廃ぶりに焦りを抱いたのでしょうか。ともあれ、成功を祈らずにはいられません。ま、ETC車のみ対象、とかいうオチがないことを願います。

 ついでに、アクアライン計画を推進したというハマコー氏はどう思っているのだろう。木更津の荒廃ぶりには「私の責任です。ただし、50年後を見て欲しい」と言ってたそうな。いや、あなたは見届けられんだろうが。で、そのツケは我々が払うわけなのだが…
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by seiwadai_walker | 2005-06-28 00:20 | 読書
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とりあえず何か書き綴ります…


by seiwadai_walker
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