因果応報な日々

seiwadai.exblog.jp ブログトップ

カテゴリ:音楽( 37 )

変拍子

c0048467_2171860.jpg 引越しの荷物の整理をしていたら(まだやってのんかよ)、伊福部昭作曲『シンフォニア・タプカーラ』の楽譜が出てきました。いつ購入したか記憶がないのですが、確か2ちゃんで日本作曲家協議会で売っていることを知り、取り寄せたものです。同会に問い合わせた際、「あいにく品切れだが、作曲者からコピーの許可を得ているので、それでよければ」との返答に感謝と歓喜。価格はいくらだったかは忘れました。こんなのが出てくるとは、嗚呼懐かしい。

c0048467_2173485.jpg
 変拍子が激しいですな…。

現代音楽論、リズム、拍子

伊福部昭の映画音楽「ゴジラ」は、頻繁に耳にするため、違和感がなくなっているかもしれませんが、身近な変拍子の例です。「ファミレ|ファミレ|ファミレドレミファミレ」。基本旋律は4拍+5拍の9拍子の変拍子となっています。子供が違和感なく、聞けていることが不思議ですらあります。


 なるほど。ただ、正しくは「ドシラ|ドシラ|ドシラソラシドシラ」だと思うが…。






[PR]
by seiwadai_walker | 2011-07-21 03:09 | 音楽

リハーサルとは

★クラシック初心者質問スレッド PART56★

Q:指揮者って何をするんですか? メトロノームがあればいいのでは?

A:
・回答例その1:指揮者の仕事の少なからざる部分は、リハーサルの時点で終了しています。
 すなわち、どのようなテンポでどのような強弱や表情を付けるのかといった、
 いわゆる解釈について楽員に指示し、時に話し合うことにより、
 統一的な解釈を作り上げるのが指揮者の主たる仕事です。
 解釈が統一されていなければ、演奏が空中分解してしまうからです。

・回答例その2:指揮者の重要な仕事の一つはリハーサルです。
 通常のプロオーケストラでは一つのプログラムに付き数回のリハーサルしかありません。
 したがって限られた短い練習時間でいかに手際よく演奏を仕上げ、解釈を徹底させるかが指揮者の手腕なのです




 小澤征爾指揮によるリハーサルの映像。冒頭のQ&Aを絵に描いたような映像で興味深い。2008年収録だから、当時73歳。73歳にしてこの情熱はすごい。

 思わず小澤征爾を評した次のことばを想起した。
「資質は遺伝子の産物で如何ともなし難いが、世の人は彼の生きる姿勢だけでも学ばねばならぬ」

   中野雄ほか『クラシックCDの名盤 演奏家篇』(文春新書)p123

[PR]
by seiwadai_walker | 2011-07-18 21:02 | 音楽

ミッキー*のショスタコ大作戦

 中学生の時、やたらとショスタコーヴィチに入れ込んでいた時期がある。ショスタコーヴィチの音楽は少々鬱屈したところがあるので、それが思春期の揺れ動く微妙な心理状態にマッチしたのかどうかは分からないが、ともかく「ショスタコ天才!!」と一人で悦に入っていた。今で言う「中二病」ってやつだろう。嗚呼、恥ずかしい。

 それ以降は、反動もあってかめっきり聴くことも少なくなったが、たまたま兵庫県立芸術文化センターのサイトを見ると、オール・ショスタコーヴィチ・プログラムのコンサートを見つけた。しかも一番安い席が1,000円ポッキリ。映画より安い値段でオーケストラが聴けるのはありがたい。「残席2」の数字に煽られるがごとく、チケット予約を済ませた。

 兵庫県立芸術文化センターは初めて行ったが、阪急西宮北口駅直結なのは実に便利。ありがとう、兵庫県。しかし、購入したD席、安いだけのことはある。4階のバルコニー席なのだが、座るとステージが半分以上見えない。ヴァイオリンのソリストは見えたが、指揮者はちょっと前屈にならないと見えないのだ。まぁ、仕方ないけど。

 この日のプログラムは以下の通り。

c0048467_111205.jpg

兵庫芸術文化センター管弦楽団第43回定期演奏会
2011年5月21日(土)15:00開演
兵庫芸術文化センターKOBELCO大ホール

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 ヘ短調 op.10

アンコール
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 op.93 第2楽章

指揮:井上道義
ヴァイオリン:ボリス・ベルキン
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

 正直、あまり一般受けしそうにないプログラムだと思ったんだが、結構な人出。同一プログラムを3公演しているが、チケットはほとんど売れていた。すごいなぁ、と率直に思う。

 兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏は以前、姫路で聴いている。指揮はこのたびベルリン・フィルにデビューされた佐渡裕氏だったが、妙に胃にもたれる演奏でグッタリしたことを覚えている。さて、今日は…と思ったのだが、実にいい。弦楽器が艶やかだ。姫路で聴いたのはかれこれ5年前。ずいぶん立派になったなぁ。

 「いびつな19歳でしょ」とは、アンコール前に指揮者の井上氏が、交響曲第1番が19歳(!)の時に作曲されたことに触れて発したことば。思わず笑いが洩れ、会場を包んだ。それにしても、井上氏も佐渡氏も喋りが上手くて面白い。指揮者は芸達者だな。「最後は激しいのを」と言って演奏されたのは、第10番の第2楽章。これが大爆発で、難解な曲で悶々としていた頭の中はスッキリさわやか。おかげで、帰りがけスッキリした頭で飲んだ酒は美味かった。

*ミッキー:井上道義氏のニックネームはてっきり「ミッチー」と思っていたのだが、ご本人によれば「ミッキー」とのこと。


[PR]
by seiwadai_walker | 2011-05-22 01:41 | 音楽

大阪弁のイエスにのけぞる

 バッハの「マタイ受難曲」は人類が生んだ最も美しい音楽だと思っていますが、歌詞を大阪弁で訳した動画がYouTubeにありますのでご紹介します。

c0048467_239344.jpg
 初っ端から「嘆こやないかい」って…。聖書のドイツ語訳をしたルターも、さすがにこの大阪弁訳を見たらテロを決行するのではないか。

 ここではユダに着目しましょう。そう、ユダはイエスを金で売り払った裏切り者です。曲中、雰囲気は当然緊迫します。

c0048467_2401733.jpg

c0048467_2403086.jpg

c0048467_2404168.jpg

c0048467_241126.jpg
「なんぼくれまっか」!! 日雇いのバイトとちゃうで。

c0048467_2422675.jpg

c0048467_2423544.jpg
「殺したろか」!! ヤクザや、ヤクザがおるで~。

c0048467_2441738.jpg

c0048467_2443017.jpg

c0048467_2444284.jpg
「えらいことしてもうた」。深刻さゼロやで。

c0048467_246095.jpg
 また周りの人間の冷たいこと。『ナニワ金融道』や『ミナミの帝王』みたいなセリフだし。

c0048467_2462156.jpg
 悪の栄えた試しなし!!

「嘆こやないかい」


ユダの裏切り


ユダの後悔と自殺


 映像の元ネタはこちら。

J.S.バッハ マタイ受難曲 BWV244 [DVD]

シュライアー(ペーター) / ユニバーサル ミュージック クラシック


[PR]
by seiwadai_walker | 2011-04-29 02:52 | 音楽

ん? 緊急地震速報は「タプカーラ」なの?

 先日の「えっ、緊急地震速報の作曲者は伊福部昭の甥だって?!」に関して、続報が入ってきました。

ゴジラに関係?NHK緊急地震速報チャイム音の秘密|産経新聞

 「チャイム音が、『ゴジラ』の影響を受けている、というネットの書き込みがありましたが、正確には、伊福部昭の交響曲『シンフォニア・タプカーラ』の一節を参考にしたそうです」(音響工学の専門家)

 そうだったの? でも、こっちにはやっぱりこう書いてあるが。

科学技術広報研究会

実はあの速報音はゴジラのテーマをもとに出した案が採用されたもの。


 もう何がなんだか。




響-伊福部昭 交響楽の世界

日本フィルハーモニー交響楽団 / キングレコード


[PR]
by seiwadai_walker | 2011-04-21 23:03 | 音楽

マーラーでフィーバーするつもりがバッハで泣く

c0048467_3402761.jpg
 サラダパンと梅うどんでお腹を満たして、さてやって来ました、びわ湖ホール。白亜の殿堂、って感じですね。

c0048467_3403764.jpg
 ここは、ホワイエからの眺めが絶品。全面ガラス張り、そしてその向こうには琵琶湖が180度広がる。関係ないが、10年近く前に来たとき、外のベンチで高校生のカップルが乳繰り合いを始めた時は微妙な空気が流れたものである。

c0048467_341127.jpg
 あ、ミシガンだ。

c0048467_3415556.jpg
篠崎靖男プロデュース・オーケストラ・シリーズ第1弾

東日本大震災犠牲者追悼のために~バッハ:アリア
ニールセン:歌劇「仮面舞踏会(マスカラーデ)」序曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
アンコール~バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番第1楽章
マーラー:交響曲第1番「巨人」

指揮:篠崎靖男
ヴァイオリン:竹澤恭子
管弦楽:京都市交響楽団

2011年4月17日(日)
びわ湖ホール

 演奏に先立ち、指揮者よりスピーチ。「外は桜が咲いています。でもこの桜を見ることが出来ず、今回の震災で多くの方が亡くなられました」として捧げられたのがバッハのアリア。会場のあちこちからすすり泣きが聞こえたのは気のせいではないと確信している。隣の女性も涙をぬぐっている。あれほど悲しくも美しい演奏を聴いたことがない。

 イギリスの批評家ネヴィル・カーダスは「シベリウスの世界には人が住んでいない」と彼の音楽を評したという(志鳥栄八郎著『クラシック名曲ものがたり集成』より)。

クラシック名曲ものがたり集成 (講談社プラスアルファ文庫)

志鳥 栄八郎 / 講談社



 確かにシベリウスの音楽に共通して感じるのは、寂寥感である。シベリウスはフィンランドの作曲家であるが、フィンランドは国土の約71パーセントを原始林が覆っているとか、北極圏に近い高緯度に位置しているので寒さが半端ないなど、自然環境が豊かではあるが厳しいそうだ。そうしたことが「人が住んでいない」とか、寂寥感を感じさせたりするのだろう。

 演奏は瑞々しいもので、ウィキペディアのいうところの「4声に分割された弱音器付きのヴァイオリンが小さく和声を刻む」冒頭部ですでに悶えそうになった。難曲らしいのだが、よくあんなに弾けるもんだなぁ、とド素人丸出しな感想を今更抱く始末であった。

 マーラーはおもしろかった。音のご馳走ですね。第1楽章で演奏中にトランペット奏者がステージに入ってきたときは「すわ、遅刻か!?」と思ったもんですが、そういえばバンダをやってたんですね(参考:前回のマーラーの「巨人」の1楽章で、トランペットが3人、演奏が始まってから遅れて入場してきました。彼らは遅刻したのですか???)。第4楽章ではホルン奏者を立たせる場面もあったし、見ていてもおもしろい。こうした演出は指揮者でもあったマーラーの面目躍如といったところか。

 しかし、体調不良者が多かったのか、ほぼ絶え間なく咳き込む声がどこかから聞こえてきたのには少しげんなりしたけど、演奏には大いに満足しました。なんでも、指揮者の篠崎靖男氏は中学・高校時代を滋賀県で過ごしたとのことで、言わば故郷に錦を飾るとも言えるこのシリーズ、第2弾も期待したいです。

【参考】
バッハ:アリア


マーラー:交響曲第1番「巨人」第4楽章


マーラーの音楽の魅力についてはこちらのDVDを。アマゾンの案内では日本語字幕はないことになっているが、ちゃんと付いてました。

Conducting Mahler: I Have Lost Touch With World [DVD] [Import]

Mahler / Juxtapositions


[PR]
by seiwadai_walker | 2011-04-20 04:01 | 音楽

えっ、緊急地震速報の作曲者は伊福部昭の甥だって?!

 今ではテレビで緊急地震速報が流れるのがすっかり恐ろしくなってしまった。それなりに役には立つんだろうが、個人的には聞くたびに心が折れてしまう…。





 その緊急地震速報のメロディーの作曲者は、敬愛して止まない作曲家・伊福部昭先生の甥の方だという。これには驚いた。

緊急地震速報チャイム音を作曲したのは、映画『ゴジラ』シリーズの作曲者の甥|ロケットニュース24

作曲したのは東京大学・先端科学技術研究センターで教授を務める、工学者の伊福部達(いふくべとおる)氏。実は『ゴジラ』シリーズなど、数多くの映画音楽を手がけてきた日本を代表する作曲家・伊福部昭(いふくべあきら)氏の甥にあたる人物なのだ。

東京大学・先端科学技術研究センターの経営戦略企画室ブログ、2009年11月2日のエントリーには、緊急地震速報チャイム音について以下のように書かれている。

「それこそゴジラの音楽をヒントに、人々を不安にさせないように警戒させまた安全に導く音をさまざま考案して決定された(以下略)」(引用)


 そうか、「ゴジラの音楽をヒントに」しているのか…。そりゃ恐ろしいはずだ。



c0048467_3374873.jpg
 伊福部昭音楽記念碑。北海道音更町「音和の森」にて。2007年5月3日撮影。そうか、もう4年経つのか…。
[PR]
by seiwadai_walker | 2011-04-16 03:41 | 音楽

伊福部昭ピアノ作品集第一集

「幻の名作、遂に登場!!」と来たら期待せずにはいられないじゃないか。"火の歓喜"が実にいい。「人間が火を得た時の喜び」とのことだが、これがまさに音の洪水、音の爆発。血沸き肉踊るとはこのことだ(おんなじ表現ばっかりしてるなぁ)。鳴っているのはピアノだけなのに(2台だが)、迫り来る音の体積にただただ圧倒される。

 第二集の来年末発売が決定しているそうな。こちらも楽しみです。しかし、来年末…、1年後か…。長いな…。

NEW!CDリリース情報|伊福部昭 公式ホームページ

c0048467_0492914.jpg


 今年は『蟹工船』が流行ったみたいですが、これの映画版の音楽を伊福部氏が担当してたので、ちょっとDVD買って見てみたいですな。
[PR]
by seiwadai_walker | 2008-12-17 00:54 | 音楽

どうなるびわ湖ホール

1億円、福祉?トゥーランドット? びわ湖ホールに波風

 同ホールが新年度に上演する自主制作オペラ、プッチーニの「トゥーランドット」とR・シュトラウスの「サロメ」。計3日間の公演予算は約1億9500万円。入場料収入で賄えるのは2、3割にすぎず、県税から半分以上の1億円を拠出するという。

 06年度の調査では、同ホールの入場者は46対54で県外客が過半数。しかも食事・宿泊はお隣の京都となれば、経済波及効果の恩恵にも、地元はあまりあずかれない。

 一方、5千万円あれば、県が10月から自己負担を2倍に引き上げる乳幼児医療費を据え置くことができ、1億円なら無料化も可能、と県側は議会で答弁した。自民系会派だけでなく、福祉優先を主張する議員は多い。


 びわ湖ホールは好きなんで、気になるニュースだなぁ。まぁ確かに初めて見たら、そのごっつさに「どんだけ金かけたんや」と思わずにはいられないかも。でも、ロビーから眺める琵琶湖は格別のものがあるし…。でも滋賀県民でオペラを見る人なんて、福祉を必要とする人と比べたら相当限られるだろうし…。

総事業費332億円。起債した地方債の残高は約160億円で、全額償還まであと20年。


 単純計算で全額償還までの20年間に、年8億円が投じられるのか…。払わなくちゃいけない物なのは分かるけど、こっちの方も大概な気がするが。びわ湖ホールに投じる税金が「もったいない」と言うなら、その原因となるハコモノを作ったのが失敗だったわけで、総事業費332億円の方がよっぽど「もったいない」。建設に賛成した人間は、その責任から逃れられないでしょう。

 「びわ湖ホールか乳幼児医療費か、と問われれば、乳幼児医療費でしょう。知事のマニフェストからはそういう結論になります」と、知事与党「対話の会・びわこねっと」の沢田享子代表。「でも、びわ湖ホールを造れ、造れ、と推進してきたのはどこの誰なのか」と、自民系会派を暗に批判する。

[PR]
by seiwadai_walker | 2008-03-19 04:00 | 音楽

第2回伊福部昭音楽祭

 何回も書いてますが、私は作曲家・伊福部昭を敬愛してやみません。昨年に引き続いて伊福部昭音楽祭が開催されるというならば、当然参加するのが義務と言えましょう。

c0048467_0121848.jpg
 今回はサンライズで行きました。過去何度か乗ってますが、この日は大阪から乗車する人がずいぶん多かった感じ。急行銀河廃止の影響でしょうか? しかし、鹿をはねて列車は13分遅れで到着。波乱の予感…
c0048467_0123932.jpg

 会場は杉並公会堂なので、荻窪へ移動です。が、新宿駅で人身事故発生とかで中央線は運転見合わせとか。なんてこった。

 時間に余裕があったので、適当に時間をつぶしていると運転再開。ようやく会場に到着。
c0048467_0161046.jpg
c0048467_0162634.jpg

 音楽祭は、コンサートはもちろん、映画上映あり、シンポジウムありで、まさしく祭。コンサートはゴジラ第1作の音楽がオリジナルスコアで演奏されたのが良かった。「ゴジラの恐怖」は是非ともオリジナルスコアで聴いてみたかったのだ。

 シンポジウムとギターコンサートが被っていたので聴けなかったことと、メインコンサート以外は自由席、先着順だったので、その都度列を作って待たないといけなかったのには参りましたが、満足できる内容でした。永続することを願ってやみません。
c0048467_0221535.jpg
 帰りはN700系で。席番が見やすくなっていいですネ。
[PR]
by seiwadai_walker | 2008-03-18 00:25 | 音楽
line

とりあえず何か書き綴ります…


by seiwadai_walker
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31