卑怯なり
終戦記念日の靖国参拝、首相が本気で検討|日経新聞
小泉純一郎首相が8月15日の終戦記念日に靖国神社に参拝した場合にどのような影響があるかを具体的に検討し始めたことが7日、分かった。首相周辺は「首相は在任最後となる今年は終戦記念日に参拝したい気持ちが強い」と明言。想定される中国や韓国の反発、9月の自民党総裁選の行方を多角的に見定めることになりそうだ。
迫る任期 残る公約実現 8・15靖国参拝?|東京新聞
首相周辺は、首相の心中をこう解説する。
「中国側は(〇一年の)参拝前、(八月)十五日でなかったら問題にならないと電話連絡してきたにもかかわらず、参拝後、すぐ反発した。首相は中国にだまされたと思っている」
首相は、靖国参拝に対する中韓両国の対応を快く思っておらず、総裁選の公約を実現するためにも、八月十五日の参拝に踏み切るというのだ。
そもそも私自身は首相の8月15日の参拝は賛成論者である。だが、こればかりはあまりにも卑怯である。もう自分は首相を辞めるから関係ないもんね、と言わんばかりの蛮行である。やるのなら最初からやれ、というものである。これでは、尻拭いのポスト小泉への押し付けというものだ(ポスト小泉への試練か? 福田氏が「もうやってられん」と、さじを投げるのを期待してのことか?)。英霊に最後っ屁をかます蛮行は認められない。
が、しかし、「靖国参拝に対する中韓両国の対応を快く思っておらず」というのには、まったく同感であり、ここは毅然と参拝してほしい…、と首相の靖国参拝を巡っては、かなり屈折した思いがあるのもまた事実である。そうさせたのも小泉首相だ、と言ってしまえばそれまでなのだが。小泉首相は、結局なにをどうしたいのだろう。
by seiwadai_walker
| 2006-05-09 00:06
| 政治